歩くのが本当に楽しくなった

今の犬を飼うようになってから、散歩は欠かせないものになった。
以前飼っていた犬は愛玩犬で、運動も言うほど必要ではなかったからだ。
- 愛玩犬とは
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愛玩犬(あいがんけん)は、人間がかわいがることを主な目的として改良された犬種を指します。その英語名である「トイ・ドッグ(Toy Dog)」は、「おもちゃのように小さな犬」という意味を持ちますが、決して「飾り」や「モノ」ではなく、人と家庭で共に暮らすための大切な存在です。
愛玩犬の定義と分類
国際畜犬連盟(FCI)や一般財団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では、多くの犬種が特定のグループに分類されており、愛玩犬はJKCの第9グループ「コンパニオン・ドッグ&トイ・ドッグ」に属します。これらの犬種は、牧羊犬や使役犬のように特定の「働く役割」を持たないと定義されています。
しかし、一般的な認識では、JKCの分類に限定されず、家庭犬や伴侶動物として愛玩目的で飼育される小型犬全般を愛玩犬と呼ぶことが多いです。例えば、正式にはテリアグループ(第3グループ)やダックスフンドグループ(第4グループ)に分類されるミニチュア・ダックスフンドやヨークシャー・テリアなども、一般的には愛玩犬と見なされることがあります。
愛玩犬の歴史
愛玩犬の歴史は非常に古く、世界中で高貴な人々に愛されてきました。紀元前1500年頃のマルタ島が愛玩犬の歴史の始まりとされ、マルタ島の名前に由来するマルチーズが世界最古の愛玩犬と呼ばれています。マルチーズは当初から何かの役に立つことを期待されていたわけではなく、ただ愛玩の対象として船乗りたちに愛され、その後は地中海の貴族たちから寵愛を受け、フランスやイギリスの王侯貴族にも広まりました。日本の狆(チン)も日本原産の愛玩犬として知られ、奈良時代に最古の記録があり、江戸時代には徳川幕府で愛玩されていた記録が残っています。
愛玩犬の主な特徴と魅力
愛玩犬は、その「小ささ」が最大の特徴であり、以下の点で飼いやすいとされています:
・ 室内で飼いやすい
・ 愛情深く、人との距離が近い
・ 見た目が可愛らしく、感情を豊かに表現する
・ 比較的長寿で、寿命は12・18年とされる犬種が多いです.
多くの愛玩犬は、甘えん坊で人懐っこく、友好的な性格の傾向があります。そのため、初心者や高齢者にもおすすめされることがあります。
代表的な愛玩犬種
JKCで愛玩犬に分類される犬種には、以下の26種類が登録されています:
・ キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
・ キング・チャールズ・スパニエル
・ コトン・ド・テュレアール
・ シー・ズー
・ チベタン・スパニエル
・ チベタン・テリア
・ チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
・ チワワ
・ 狆(チン)
・ パグ
・ ハバニーズ
・ パピヨン
・ ビション・フリーゼ
・ プードル(トイ・プードル、ミニチュア・プードル、ミディアム・プードル、スタンダード・プードルなどを含む)
・ プラシュスキー・クリサジーク
・ プチ・ブラバンソン
・ ブリュッセル・グリフォン
・ フレンチ・ブルドッグ
・ ペキニーズ
・ ベルジアン・グリフォン
・ ボストン・テリア
・ ボロニーズ
・ マルチーズ
・ ラサ・アプソ
・ ローシェン
・ ロシアン・トイ
アニコム損保の2025年人気犬種ランキングでも、MIX犬(体重10kg未満)に次いでトイ・プードルが2位、チワワが3位、柴が4位、ミニチュア・ダックスフンドが5位、ポメラニアンが6位、ミニチュア・シュナウザーが7位、フレンチ・ブルドッグが8位、マルチーズが10位にランクインしており、小型犬の人気が続いています
だが今いる犬は、運動を必要とする牧羊犬の血が混じった犬で、当然ながら運動を必要とする。
- 牧羊犬に運動が必要な理由
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牧羊犬に運動が必要な理由は、その歴史と本能に深く根ざしています。彼らは、広大な土地で家畜の群れを誘導し、管理するという、肉体的にも精神的にもハードな仕事を担うために品種改良されてきました。そのため、牧羊犬は他の犬種に比べて、はるかに高い運動能力と知的な刺激を必要とします。
高い運動能力とスタミナ
牧羊犬は、長時間にわたって走り回ることに適した体を持っています。この膨大なエネルギーを適切に消費する機会がないと、フラストレーションが蓄積し、さまざまな問題行動を引き起こす原因となります。たとえば、無駄吠え、物を破壊する、家具を噛むといった行動は、有り余るエネルギーを発散させようとする行動の一環として現れることが多いです。毎日の散歩はもちろん、ドッグランなどで思い切り走らせる時間を作ることが不可欠です。知的刺激への強い欲求
牧羊犬は、ただ体を動かすだけでなく、状況を判断し、飼い主の指示を理解して行動する「考える仕事」をしていました。そのため、彼らは知的刺激を強く求めます。単純な散歩だけでは、この欲求を満たすことはできません。ボールやフリスビーを使った遊び、アジリティ、服従訓練などを通じて、頭と体を同時に使うことが重要です。これにより、犬は満足感を得て、精神的な安定を保つことができます。問題行動の予防
運動不足と知的刺激の欠如は、牧羊犬が持つ動くものを追いかける本能を悪い方向に向かわせることがあります。自転車や走っている人、車などに過剰に反応し、吠えたり追いかけたりする行動は、この本能が不適切に発現した結果です。定期的な運動と訓練は、この本能をコントロールし、安全な社会生活を送る上で非常に重要です。心身の健康維持
適度な運動は、牧羊犬の健康維持にも欠かせません。肥満を予防し、心肺機能を高め、筋肉や骨を健康に保ちます。また、運動を通じて飼い主との絆を深めることは、犬の精神的な安定にもつながります。牧羊犬にとって運動は、単なる体力維持の手段ではなく、彼らの心と体の両方を健康に保つための必要不可欠な要素なのです。
だから毎日、30分から1時間程度は散歩に行っていた。
歩くことは嫌いではない。
むしろ、今の犬と出会ってから、歩くことに楽しみを覚えた。
ウォーキングをはじめたのも、犬と歩くのが習慣になっていたからだ。
そこでウォーキングにも本格的に興味が湧いてきた。
はじめは資金をあまり使わずに、ワークマンのシューズを買った。
別に不満があったわけではなかったけれど、最近の低反発系のシューズに疑問はもっていた。
それは箱根駅伝での記録の話だ。
厚底の低反発系のシューズが大流行していることで、区間新が頻発している。
道具が進化したおかげて、人間の能力を凌駕した記録が生まれているのだ。
それ自体が悪いこととは思わないが、こと自分の話になると、なるべく自然のままで歩きたいという健康的な理由が湧いて出てくる。
僕は当然アスリートではないわけだから。
そんな疑問をどこかで抱えながら出会った本がある。
池田光史さんの著書、【歩く マジで人生が変わる習慣】という本だ。
久々に食い入るように読んで、感動すら覚えた。
その中で紹介されていたのが、ALTRAというメーカーの靴だ。

正直なことをいうと、僕はこの本を読むまで、ALTRAというメーカーすら知らなかった。
ゼロドロップという言葉も知らなかったし、それが歩き方に変化をもたらすなんてことも知らなかった。
すぐにALTRAのシューズを購入して歩くことにしたが、実は、購入して履いたとき、立ち上がるのが怖くなった。
シューズを履いたときに、自分が何か異変を察知したらしいのだ。
自然と、「立ち上がれるかな?」
という疑問が湧いたくらいだ。
しかし、いざ履いて歩いてみると、これが楽しくて仕方がない。
ALTRAというメーカーの靴を検索して、個人ブログを書いている人を覗いてみると、案外批判的な意見を持つ人も少なからず見受けられる。
膝が痛む。腰が痛む等々…。
そりゃ、合う合わないは当然あるし、何にせよ、厚底の低反発クッションに慣れていれば、違和感しかないのもわかる。
公式的なものの中にも、慣れるまでは普段の10分の1程度の距離でと書いてあるが、僕は個人的に一気に距離が倍に伸びた。
歩くことがこんなにも楽しいのかよ!!
これが本音である。
おかげさまで、犬の散歩を除いても、毎日8キロ近く歩いてしまう、中毒者へと変貌してしまった。
道具ひとつでココまで視点が変わるとはね。
残念ながら、膝も痛くならないし、腰も痛くならない。
毎日、毎日、歩くのが楽しいのです。